この時期に限らず、うつ病らしき状態になってから外に出ることがすごく難しかったです。
限られた外出の機会は休職によりなくなり、それに伴ってなのか外出するたびに他の人に笑われている気がして、やがて夜しか外出しなくなりました。
限られた外出の機会
もともと家の外に出る機会は限られていました。
- 平日は会社に行くとき。
- 心療内科に通院するとき。
- 休日はご飯を買いに行くとき。
うつ病になる以前の調子の良い頃は自転車に乗って遠出とかしていましたが、そういったことを一切することはなくなりました。
会社でもプライベートでもひとりぼっちでしたから、外出する用事なんてものは一切なかったです。
久しぶりに外出すると笑われている気がする
どっちが先だったのかわかりません。
- 外出の頻度が少なくなり外部の環境に慣れず、家の外に出るとみんなに笑われている気がするようになった。
- 家の外に出るとみんなに笑われている気がするようになったから、外出の頻度が少なくなった。
どっちもあったんだと思いますが、外出をするとみんなに笑われている気がしました。
「見て、社会の落ちこぼれが歩いてるよ!」
「落ちこぼれなのに外を歩くなんて恥ずかしくないの?」
そんな風に思われて、笑われてる気がしました。
笑われているので外出しなくなる
仮病による欠勤が始まると、毎日平日ような過ごし方になりました。
つまり、以下2つの機会にしか外出しなくなりました。
- 心療内科に通院するとき。
- ご飯を買いに行くとき。
心療内科へは週1回しか通院しませんので、実質的には「ご飯を買いに行くとき」にしか外に出なくなりました。
0.34%なのに外出できない
コンビニまでは自転車で1分なので、往復で2分。コンビニでは毎回同じものを購入していたため滞在時間は3分ほど。1日の外出時間は5分と短時間です。
24時間は1440分あります。1440分の5は0.34%です。
1日のうち外出しているのはたったの0.34%なのですが、この0.34%の時間に外ですれ違った人やコンビニの店員にも笑われているような気がしました。
「ご飯を買いに行くとき」しか外出する機会はないのに、笑われている気がしてしまい、ご飯を買いに行くことだけで数時間悩むような状況でした。
宅配サービスを知っていたら外出は皆無だった?
もし、宅配サービスを利用することを思いついていたら、僕は宅配サービスしか利用しなくなっていたかもしれません。
いや、そんなことないか。
僕はきっとこんなことを思ってしまうだろう。
「宅配に来たアルバイトの人に『あの人毎日注文するけど、身なりはちゃんとしてないし、ヒゲも剃ってないし、不潔っぽいし、なんか臭いし』とか思われるんだろうな」
「僕のことを、配達のアルバイト先で『不潔の塊』とか、『社会不適合者』とか呼んでいるんじゃないだろうか」
そうなると宅配を注文することさえ時間がかかり、結局宅配時間外になって、コンビニへご飯を買いに行くという結果になっていたとも思います。
昼は人に見られるから夜に外出する
普通に考えたらわかることですが、昼は明るいので外に出れば他の人を見ることができます。
一方、夜になると外に出ても他の人はあまり見ることができません。暗いから見えにくいのです。
それから、これは推測ですが、僕は色弱なのでそれもあったのだと思います(僕が色弱な話は「色盲色弱差別を煽られインチキ詐欺治療に騙された親と僕の話」にて)。夜は人より暗い世界になっているようなので、僕が見えないことは、他人も僕が見えないと都合よく解釈できていたようです。
夜になってから外に出ることは、朝や昼に外出することよりはるかに簡単でした。見られている感じがしないので気が楽でした。
でも、コウモリというか、ヤモリというか、そんな感じでもありました。
なぜなら部屋はカーテンで締め切って、照明は間接照明だけ、昼間に外出せずに夜だけ外に出る。
太陽光を浴びることが全くありません。
今でも笑われている気がする
今でも、笑われている気がすることがあります。
結局、自分に自信がないからだと思います。
うつ病になって自信をなくし、無くした自信を取り戻すことはそう簡単にはできずにいます。
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