心療内科へ行くのもしんどいのに休職延長の診断はたったの1分

初めて訪問する方へ。うつ病時代のまとめ「社内ニートでうつ病になり休職のまま退職したサラリーマン時代のブログ」にて初めの記事から読むことができます。

休職前は2週間に1回の心療内科への通院でしたが、休職に入ってからは週1回の通院に変わりました。

ただ、通院回数が増えたからと言って、目に見えて元気になったかというとそんなことは一切なく、どうすれば良いのかわからない日々でした。だからボケーっとして過ごすだけした。

そして、あと10日ほどで1ヶ月間の休職期間を終えようかという頃になったも、僕は全く復職する準備ができていませんでした。

そんなある日の通院の話。

家を出るのに時間がかかる

僕の家から心療内科へは徒歩で20分ほどかかりました。

地下鉄の駅2つ分の距離がありましたので、地下鉄に乗ってもよかったのですが、地下鉄に乗っても15分ほどかかるという少し微妙な場所に家も病院も位置していました。

自転車なら10分ほどの距離でした。

なので自転車に乗って行くのですが、なかなか家を出る決断をできませんでした。

家を出ることがおっくうなのです。

トイレに行く、風呂に入る、ご飯を買いに行くのもおっくうなのですから、家を出て病院へ行くことは本当に難しかったです。

毎回、予約時間枠のギリギリ最後の方に駆け込みで通院していました。

病院の待合時間がしんどい

一度家を出ると、そこまで辛くはありません。自転車に乗って心療内科までの道はむしろリラックスできて良いものでした。それにたったの10分で到着です。

一方で、病院内はしんどいものでした。

初めての心療内科で驚いた3つのこと」にも書きましたが、この心療内科には2つの特徴がありました。

  • 患者が多いので待ち時間が長い
  • 患者が多いので診察時間が短い

他の心療内科だとリラックスできる配色、音楽を使った待合室が多いと思います。待ってる人も予約制なので5人くらいだと思います。5人でも「おっ!今日は人が多いなぁ」と思うことでしょう。

ところが、僕が通院していた病院は30名ほどの患者が待合室にギュウギュウ詰めになって診察を待ちます。椅子が緑色、室内は黄色っぽい配色で目がチカチカします。昔ながらの医院の雰囲気です。

30名が待っていますので、待ち時間がそれなりにあります。結果、待っている患者さんは皆どことなくイライラしています。

リラックスからは程遠いです。

さらに、待ち時間の間にやることがありません。雑誌や新聞を読んで時間を潰している人もいますが、僕は雑誌を読む習慣がありません。そして、新聞は家のテーブルで広げてしか読めないのでこういう場所では読みません。

この待ち時間はかなりの苦痛でした。

数分の診察で2ヶ月休職追加

さて、僕の診察の番がやってきます。

相変わらず「最近いかがですか?」という難問を尋ねてくる医師に、僕の生活の話をしました。朝はいつ起きるという時間がないこと、外になかなか出られないこと、トイレに行くのさえめんどくさいこと・・・などなど。つまり、全然ダメであることを伝えました。

あと、10日後に会社に復帰できる気が一切しないことも話しました。

休職前と今とでは何も変わっていないのです。そりゃ10日後に復職できる気がしないのも当然です。

診察の結果、僕はさらに2ヶ月の休職が必要とされ、診断書を渡されました。

その診察はたったの2, 3分くらいの診察でした。

いや、1分くらいだったような気さえします。

最終的には計7ヶ月間休職

心療内科に行くのだけでも本当に苦労しました。そして、心療内科での用事はたった数分で済んでしまうこの仕組みには違和感がありました。

でも、当時は他の病院に行ったことがないので比べようもありませんでした。

今思うと変な心療内科だったと思います。

その後の通院で何度か診断書をもらい最終的には9月から翌年3月までの合計7ヶ月間を休職して過ごしました。