会社で暴言を吐かれたのは僕の甘えのせい

初めて訪問する方へ。うつ病時代のまとめ「社内ニートでうつ病になり休職のまま退職したサラリーマン時代のブログ」にて初めの記事から読むことができます。

相変わらず面白くない僕の過去の話が続きます。他人の過去の話ほどつまらない話はないと思いますが、書くこともないので書き続けます。

社会人二年目の7月と8月は、業務に関して八方塞がりとなり、どんどん気力を失い、やる気なんてものもなく、ほぼ全てのことを後回しにして、その日暮らしのようなサラリーマン生活を送るようになりました。何もやらずにインターネットサーフィンで時間を潰すだけ。

「1日サボったくらいでは問題は起きない。だから、今日が成果ゼロであっても問題ない。1週間成果ゼロならやばいけど、今日だけならもういいや」そんな感じです。

そんなことが続いていたので、会社にいることが苦痛で、やがて定時後はすぐに帰るようになりました。とにかく帰りたかったです。

そんなある日、聞いていなかった自主的な集まりに出席しなかったため、暴言を吐かれました。

これまでの八方塞がり的状況

僕の状況を整理しましょう。

  1. 2010年7月に保守業務の担当に変更になる
    • 設計書がないシステム
    • 雑談のような引き継ぎ
    • そもそも僕のスキルが低い
  2. 結果、お客さんからの問い合わせに対応できない
  3. メールで前任者たちに相談する
    • 返信は定時後に1日1回だけ
    • 回答の情報が不十分、不足している
  4. 結局、問い合わせ対応できない
  5. 上司に相談する
    • 違う人に相談するように言われる
    • また、違う人に相談するように言われる
    • 僕、諦める
  6. お客さんからの問い合わせに対応できない
  7. 時間だけが経過するが、成果はゼロ
  8. 気づけば僕の業務を違う人がやるようになる
  9. 僕は毎日会社に来てパソコンの画面を眺めるだけ

1分1秒でも早く退社したいと思う

他にもやりようがあったと思います。今だったら、これくらいで諦めずにもっと周りを巻き込んでなんとか状況を打開したと思います。

でも、この時はこれでいっぱいいっぱいでした。

僕は、会話をすることでさえ、メールを送ることさえ苦痛を感じていたので、これ以上のことはできなかったのだと思います。

一切好転しない状況を、今後も好転しそうにない状況を抱えて、「会社にいたくない」と思いました。

「1秒でも早く家に帰りたい。ここにいたくない」

「頑張っても、頑張らなくても、同じ結果なのだから、会社にいたくない」

僕は、定時で帰るようになりました。未解決の問い合わせが溜まっていましたが、時間をかけようが、かけまいが、解決できないのですから、家に帰りましょう。

突然聞いた定時後の自主的な集まりに参加したくないし、参加する必要はない

そんなある日の定時間際、違う部門の若手の人がなにやら準備をしていました。

僕は第3システム部、その人たちは第2システム部。僕とは違う部門の人ですから、僕には関係ないことです。

「あと5分したら定時だ。そしたらすぐに帰ろう。今日も何もしなかったなぁ・・・」

そんなことを考えながら、なにもすることもなく、僕の中で厭戦気分が蔓延し、勤務中もネットニュースを見て残りの時間を潰していました。

すると、第2システム部のなにやら準備をしていた若手の数人(僕より1〜4年先輩)が僕のところへ来ました。

若手数人「よっ、今日、勉強会あるじゃん、それで、ちょっとこれとこれを手伝ってよ」

勉強会に参加するとおそらく1時間くらい会社に拘束されることになります。そして、これ以上会社に滞在したいと思いません。

そもそも、僕はその勉強会の話を知りません。

なので、僕は「いや、今日はもう帰ります」と言って断りました。

話しかけて来た若手数人は「えっ!?そういうのありなん?」とか言いながら去って行きました。

確かに、今日は勉強会がある日でした。社内のスケジュール管理ソフトにもそう書かれていました。そして、僕みたいな2年目の最若手は勉強会に参加するのが普通でした。

でも、参加したくないのです。もう帰りたいのです。それに僕とは違う部門の人たちの集まりです。会社に拘束されたくない・・・。定時で家に帰れたらそれで良い。

退社時に起きた出来事と「僕は甘えているだけ」という感情

時計を見るとすでに17時30分を過ぎていました。

「お先に失礼します」などと言う相手もいないので、無言で席を立って、オフィスの出口へと歩いて行きました。

出口まであと少しという場所まで来た時、先ほどの若手数人の声が聞こえて来ました。

「あいつ、まじ死ねばいいのに」

それと同時に笑い声も聞こえて来ました。

オフィスの出口を出た瞬間、床がグニャグニャと波打ち、頭がフラフラで目が回っているかのようで、なんとかトイレの個室へ避難しました。

普通に考えれば、僕に起きている出来事よりひどい状況の人はいくらでもいます。

僕の場合は、どちらかというと、諦めて、やりたくないことから逃げているだけです。

つまり甘えています。

「僕は甘えているだけ」という事実に、罪悪感や負い目、悲しみを感じました。

そして、トイレの中で、この上手く説明できない思いを嘔吐したいけど、どうしたらよいのかわからず、落ち着くまで過ごしました。