うつ病による休職で実家に帰った僕は毎日スーパーの食事でしたが、それでも以前より健康的な食生活を送るようになりました。
やがて、外食がしたい!と思うようになり、ステーキを食べたのですが食べにくくて美味しくありませんでした。
その時に感じたことの話です。
実家だけど実家の味を食べていない
僕が子どもの頃は、子ども(僕と姉)がご飯と味噌汁を作り、父や母が帰宅後におかずを作るという役割分担がありました。
当時は炊飯器がなかったので圧力釜で炊いていました。味噌汁も出汁の粉などなく、煮干しを入れて作っていました(そして、僕は煮干しが嫌いでした)。
今は、子どもたちがいなくなり、父も母も食が細くなったので、あまり料理をしないようです。
母曰く「みんなが帰省するお正月用のおせち料理しか作らなくなった」とのことです。
その結果、実家に帰ったにも関わらず実家の味を食べることはありませんでした。
地元はスーパでも料理が美味しい
夕ご飯は基本的にスーパーのお惣菜やお弁当、お昼ご飯はいつもインスタントラーメンのとんこつラーメンばかり食べていました。
でも、美味しいのです。ハローデイというスーパーが最寄りのスーパーだったのですが、このハローデイは全国のスーパーマーケットから視察が来るほど業界で有名なスーパーでして、ここのデリカコーナーは美味いものしかありません。
それに、働いていた名古屋と比べると九州は美味いものが多いのです。さらに僕の実家は福岡県でも玄界灘と周防灘に挟まれた北九州です。
海の幸が美味しい。スーパーの刺身も美味い、地鶏のたたきも美味い、そして安い!30%オフくらいの感じです。
「めんどくさくて同じものばかり食べてたら食事が不味くなった」で紹介した通り僕が名古屋にいた頃はひどい食生活でしたが、地元福岡に戻って食べていたスーパーの食べ物でさえ、僕の食生活は改善してくれました。
レストランで外食したい欲
しかし、それでも違うものが食べたくなりました。
お弁当やお惣菜を温めて食べるのも悪くはないのですが、「今日も、スーパー食かぁ」と感じるようになりました。
違うものを食べたい!違う場所で食べたい!外食したい!
ハンバーグステーキとか、カツ丼とか、いきなり完成された温かい食べ物を食べたいと思ったのです。
逆に言えば、そう思えるほど元気になっていたのだと思います。
ジョイフルでハンバーグを食べる
僕の実家の近所にはジョイフルがありました。
「いつもと違う美味しい昼ご飯を食べたいなぁ」と思ったのでジョイフルに行くしかありませんでした。
近所の目が気になっていましたが、タイミングを見計らって誰にも会わずに近所エリアを通過することができました。
そして、そのジョイフルは近所にあるのですが、僕の小学校区の外、僕の中学校区の外にありました。
「ここなら、近所の人は来ないだろう」
そう思った通り、ジョイフルへ行く間もジョイフルに着いてからも知り合いには会いませんでした。
そして、食べたかったハンバーグ定食みたいなものを頼みました。
めちゃくちゃ美味しかったです。
何より、フォークとナイフを使って食べるというのが久しぶりで感動しました。
翌日、ステーキを食べるが・・・
その翌日、再びジョイフルを訪問しました。
今回は、ハンバーグではなく、もっと肉っぽいものを食べたい。
肉食動物にでもなったみたいに、ステーキが食べたかったのです。
早速ステーキ定食みたいなものを注文しました。
ところが、いざステーキを食べてみると、全然美味しくなかったです。
「なんか硬くて食べにくいなぁ」
「フォークとナイフを強く握らないとステーキが切れないから手が疲れるなぁ」
そんな感じで、食べることがノルマのように感じられ美味しくなかったです。
食べやすいものしか食べていないことに気づく
うつ病と診断される前からやる気はどんどんなくなり生活に支障が出てくる寸前の状態でしたが、食事に関しては一応ちゃんと食べていました。
酒が多いとか、コンビニでいつも同じものしか食べないなどの問題もありましたが食べていたのです。
でも、ステーキ定食を食べていて感じたのは、「食べやすいものしか食べていなかったんだ」ということでした。
うつ病の影響が食にも出ていたんだなぁと思いました。
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