人と話すのが苦手な人は、会社のような場所ではますます話をしなくなり、声のかけ方すらわからなくなると思います。
結果として、極力話しかけないという姿勢を取るようになり、雑談も参加しないわからないことがあっても相談しないことになります。
でも、どうしても、先輩社員や上司に報告や相談など話かけなければならないときがあります。
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どうやって会社の人に話しかけたらいいのか?
そこで僕のやり方を紹介します。なぜなら僕も、会社の人にどうやって話しかけたらいいのかわからないという悩みを持ち続けた1人だからです。この方法なら声を発さなくても「僕が今から話ます」という状況を作り出すことができます。
話しかけなければならない状況に出会わないか毎日不安
入社した最初の新人研修のグループワークで、グループメンバーに話しかけられないという謎の症状を発して以降、会社の人と話すという行為がすごく苦手でした(詳細は「新人研修のグループワークで言葉を発せなくなった話」にて)。
配属後に出会った会社の人はみんないい人でしたが、相談や報告といった新人に最低限必要なことさえするにも、すごい労力と勇気が必要でした(詳細は「仕事の相談ができない新人が行った3つの消極的な対策」にて)。
さらに、僕はコミュニケーション能力がないだけでなく、仕事のスキルも欠落していました。みんな定時帰りなのに、僕1人進捗が悪く毎日残業をする日々です。残業しても進捗率は改善せず、給料泥棒と呼ばれても否定できないほどのできそこないでした(詳細は「仕事ができない奴ほど残業するという話は正しい!と実感」にて)。
そんな状況でしたので、毎日のように「誰かに話しかけなければならない状況に直面したらどうしよう。今日は、何も起こりませんように」、「自分一人では解決できないような難しい仕事に当たりませんように」などです。自分一人で解決できないということは、先輩に相談しなければなりませんから、話しかけなければなりません。だから、それが嫌だったので、祈っていました。
会社にいても、会社から帰っても、誰かに話しかけなければならない状況に直面したらどうしようという不安をずっと抱え、そればかり考えていました。
それでも話しかけなければならない時の僕のやり方
声をかけられない
いくら祈っても、誰かに話しかけなければならない時はやってきます。普通の人でしたら、難しいことではないと思います。話しかける相手に対して「○×さん、ここの部分でわからないことがあって、相談に乗ってもらえませんか?」とか、「ミーティングの後、時間いただけませんか?」とか言えばいいのです。
でも、僕にはそれができません。その言葉をどれくらいの大きさの声でやればいいのかがわからないです。そもそも、大きな声も出ません。さらに、声をかけるタイミングもわかりません。今声をかけるべきなのか?1分後の方がいいのでは?そんなことを考え、タイミングを見計らっていると2時間は経過しています。
普通にできない僕のやり方
なので、僕は僕なりの方法で話しかけていました。
- 話しかける相手の席まで行く。
- 相手の肩をちょんちょんと叩く。
- 相手が僕の存在に気づく。
- 話しを始める。
適切な声の大きさがわからないし、大きな声を出せないので、ちょんちょんと肩を叩くことで、相手がこちらを振り向きます。そして、そこに僕がいることを認識させた後に、会話を始めるという方法です。
僕の方法を使ったときの相手の反応
こんな風に会話を始める人はこの世の中にはあまりいないと思います。なので、相手は決まってある反応をします。
びっくりする
仕事中に突然、ちょんちょんと肩を叩かれた瞬間に、ビクッと驚きます。
定時後の、社内にほとんど人がいない時間帯なんかに、突然肩をちょんちょんと弱々しく叩かれるのですから、誰だってびっくりすると思います。
再び、びっくりする
さらに、ちょんちょんと肩を叩かれて、振り返ると普段無口な新人社員が立っているのです。そこで、再び驚きます。普段無口な分、何を考えているのかわかりませんから。ネガティブなオーラを纏っていますので、幽霊が立ってると思われたのかもしれません。
100%成功する
普段無口な社員が肩をたたき、振り返ると立っているのです。誰であっても「あっ!こいつ、今から何か話をするんだ」と理解してくれます。
その状況になって初めて僕は言葉を発することができます。「あ、あの、この部分なんですけど、・・・あ、それが・・・。あ、」と言った具合に。
これが当時の僕が持っていた唯一の話しかけ方でした。この方法なら、大きな声を出さなくても、相手に僕が話しをするという状況を理解させることができます。100%話がしやすくなります。
欠点もある
でも、相手を驚かせてしまうことや、ちょんちょんと肩を叩くのは失礼な気がして、この方法はこの方法であまり使いたくない方法でもありました。
また、この方法は1対1で話す際にしか使用できませんでした。同時に2人の肩をちょんちょんと叩くのは勇気がないので不可能です。
まとめ
話始めるという行為は非常に難しい行動だと思います。どのくらいの声の大きさを出せばいいのかもわかりませんし、「あの〜」と言ったのに誰も気づいてくれないということもありえます。そうなった場合、僕は話すことを諦めます。
だから、相手に直接気づいてもらえるように肩をちょんちょんと叩けばいいのです。気づいてもらえます。もちろん、びっくりもされます。そんな話しかけ方をする人は皆無でしょうから。
僕だって普通に話しかけたかったですよ。当時は、声の出し方に関する本なども買ってなんとか克服しようとしていたのですが、無駄な出費に終わりました。
おしまい。
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