仕事の悩みを親に相談するも理解されなかった話

初めて訪問する方へ。うつ病時代のまとめ「社内ニートでうつ病になり休職のまま退職したサラリーマン時代のブログ」にて初めの記事から読むことができます。

社会人2年目の7月。実力不足で、わからないことがわからず仕事に行き詰まり、毎日働いても成果はゼロ、気づけば社内ニートに、そして社内では孤独で、プライベートも孤独、会社の人から暴言を吐かれるしで、いよいよ僕の中では限界が近づいていました。いや、すでにリミッターは振り切っていたかもしれません(詳細は「仕事でミス連発!!社内ニートになった2年目のまとめ」にて)。

そして、僕の中では、たったこれだけでへこたれる自分に失望していました。

頼れる人は親しかいませんでした。だから、僕は親に電話をして相談しました。

僕が抱える状況は打破できない

僕の状況を野球で例えるなら・・・

今が、9回裏ツーアウト攻撃中、点差が3点差です・・・

逆転サヨナラ満塁ホームランを打てば逆転できます。

そして、逆転サヨナラ満塁ホームランを打たない限り、状況を打開できそうにありません。

でも、考えてみてください。

逆転サヨナラ満塁ホームランを打つには、ランナーを3人貯めなきゃいけないわけですよ。そんなの無理です。シングルヒットさえ打てそうにないのですから。ランナーを3人貯めてホームランを打つなんて無理ゲーです。

僕の状況をダイヤモンド作りに例えるなら・・・

ダイヤモンドになれるのはダイヤモンドの原石だけです。

いくら普通の石を磨いてもダイヤモンドにはなれません。

つまり、ダイヤモンドを作るには、ダイヤモンドの原石を手に入れなければならないのです。

でも、今はダイヤモンドの原石ではない石を一生懸命磨くしかできません。

そして、それはダイヤモンドにはなりません。

磨き続けますか?

いや、諦めます。

誰かに聞いてほしいけど両親しかいない

日々溜め込んでいく思いを誰かに喋りたい、共感されたい、同意してほしい、そう思いました。

でも、入社以降の僕は基本的にずっと一人でした。プライベートも、社内でも。

新人研修時に突然話ができなくなった症状により、社内では口数も少なかったです。

プライベートではひとりぼっちでしたので、言葉を発するのはコンビニの店員が「温めますか?」「橋は何膳必要ですか?」と聞かれた時に、「はい」「1膳」とか答えるだけ。

これって生きてると言って良いのかな?

そんなことを感じる毎日を過ごしてきました。

なので、相談できる人がいませんでした(いたことはいたんでしょうが、「悩みを相談できない3つの理由」に書いたように相談できませんでした)。

しかし、社会人になって以降、口数が減った僕が唯一おしゃべりになる時間がありました。

それは親との電話でした。

何かを話せる人は親しかいませんでした。親に電話しよう。そう思いました。

届かない・・・いや、僕は甘えている

入社以来、様々な悩みを抱えた僕ですが、親には一切その話をしませんでした。

その理由の一つは、僕の両親は共働きだったのですが、両親が家で仕事の愚痴を言ったり、しんどそうにしているのを見たことがなかったからです。

だから、僕もそうしようと思っていました。

もう一つの理由は、中学の時にいじめにあっていることが発覚した際に、親に心配をかけてしまったことが悔しくて、心配をかけたくない思いがあったからです。

ですが、今は話す相手誰もいません。親しかいません。だから、親に電話しました。そして、最近のつらい毎日の話をしました。

その話に対して親に「まぁ、社会人だからそれくらい当然だよ。みんなしんどいよ。」と返されました。

「届かない・・・」

僕の思ってること、感じていることは誰にも届かない、共感されない、理解されない・・・。

相談できる人は親だけ、その親が理解してくれないわけですから、世の中から見捨てられた気分です。

その後、親は「会社では嫌なことがたくさんあるし、みんな乗り越えてる。お母さんだってほぼ毎日しんどいよ」という話をして、電話は終わりました。

みんなしんどいのであれば、僕がしんどく感じていることは普通のことなのでしょう。にもかかわらず、今の僕は全てのことを諦めて、後回しにして生きています。

「僕は、やっぱり甘えているんだな」と思いました。

よく、「最近の若者は打たれ弱い」という話を聞きますが、まさに僕がそれだったわけです。ちょっと打たれるだけで、やる気を失い、何もしなくなる、ただの甘ったれなのです。

とは言っても、これ以上何もできないくらいに苦痛を感じ、追い詰められているわけです。

こんなに打たれ弱い僕はこの先、生きていけない。

社会人は苦しいことばかりと覚悟はしていましたが、この先の人生でずっとこんな苦行が続くのであれば、僕は生きていけそうにありません。